2012年8月7日火曜日

ロボコップ

ロボコップ
Robocop
1987年 アメリカ 102分
監督:ポール・ヴァーホーヴェン

初めて見たポール・ ヴァーホーヴェン の映画である。
とにかくうまいと思った。それほど予算のかかった映画ではないのにスケール感がきっちりとある。そしてオープニングのニュースの場面から畳み掛けるように犯罪現場へとショットを切り替えていくリズムが素晴らしかった。しかもそれが最後まで崩れないで持続するのである。むごたらしい場面の連続はこの監督の定式だ。暴力の結果は常に残酷なのである。 カートウッド・スミスの悪役もよかったし、ミゲル・フェラーの小者ぶりもよろしかった。フィル・ティペットのロボットも大好きだし、いいとこばかりの映画なのだが、ただ悲しいことにピーター・ウェラーだけは嫌いなのである。 





Tetsuya Sato