2019年10月30日水曜日

Fallout 4: Nuka-World Red Rocket

『Fallout 4』のDLC『Nuka-World』を入れるとヌカコーラ社が作った広大なテーマパークの残骸が連邦の西に出現する。中心部にあるアーケード跡を利用してトレーダーが市場を開いていたところへ3つのレイダーからなる武装集団が攻め込んでトレーダーを奴隷化したあと、おそらくは怠惰から、そのまま停滞状態に陥っていて、そこへ乗り込んでいくとレイダーの総支配人に祭り上げられて停滞状態打破の材料にされる。その流れで進むとヌカワールドを構成する5つのエリア『キッディキングダム』『ドライロックガルチ』『ギャラクティックゾーン』『サファリアドベンチャー』『ワールド・オブ・リフレッシュメント』のそれぞれの問題を解決してレイダー集団に連邦進出の足掛かりを提供することになるが、そこまでを善人としてプレーしているとここでいきなり悪行に関わることがどうにも不自然になる。そこでそうした不自然さを回避するためにそこまでを可能な限り悪人としてふるまうように注意しておく。
ちなみに『Fallout 3』のころのレイダーはカニバリズムをいとわない殺人集団として描かれていて、「おまえは死肉のかたまりさ」などと叫んで襲い掛かってきたものだが、続く『New Vegas』ではまがりなりにもコミュニケーションが可能な相手になり、『Fallout 4』ではそれなりに合理的な目的を掲げたギャングに変わっている。しかもギャング生活を続けることで先行きに不安を感じてガンナーに転向するレイダーもいるし、ガンナーに転向したものの昇進の機会が得られずに不満を感じている元レイダーもいる。ついでながら、レイダーやガンナーに転向したミニッツメンも存在する。「種族性」におけるこの垣根の低さは『Fallout 4』の特徴になっているように思う。
『Nuka-World』の北東、『ワールド・オブ・リフレッシュメント』に付属するヌカコーラの瓶詰工場のすぐ東側に廃墟になったガソリンスタンドがあって、ここを入植地にすることができる。画像は瓶詰工場を背にするプロビジョナー。
ヌカワールド レッドロケットの全景。連邦のチェーン店では屋根にロケットがのっているが、ここでは巨大なヌカコーラのボトルがのっている。
南側にそこそこに広い平地があり、すでに畝が整備されている。ここではトウモロコシを育てている。
初期入植者の小屋。住民は農業と廃物回収を担当している。
ガソリンスタンドの向かいにある建物。
一階にはバーが入っている。
一日の仕事を終えてバーを目指す入植者。
二階にある床屋。
同じ建物の三階はバー関係者などの居室になっている。
バーがある建物の北側。スカベンジャーの小屋、小さなバー、小さな交易店などがひしめいている。
ガソリンスタンドの屋根の上の防衛施設。北東側に隣接する建物でレイダー、ガンナー、スーパーミュータントなどが騒動を起こす上に、真北からはそれなりに強力な武装をした連中が攻め込んでくる。
 

2019年10月28日月曜日

Fallout 4: Spectacle Island

ワーウィック農園の東の海上に島があり、マイアラークの棲み処になっている。初期の入植者たちが超音波を使ってマイアラークを駆逐しようとした痕跡があり、どのような事情があったのか、駆逐に失敗したまま島の各所に死体をさらしている。電源が切れている音波発生装置を復活させてマイアラークを駆逐し、マイアラーク・クイーンを倒すとワークショップが解放される。
スペクタクル・アイランドのクラフトエリアの面積はDLCを含めてもおそらく最大で、島全体がクラフトに使える。南北に延びる島の北には船着き場と半壊した家、作業小屋があり、島の北西ではコンテナを積み込んだ貨物船が座礁している。中央部はなだらかな起伏の繰り返しで、先住者の小屋、鉄条網の囲いなどが残されている。ワークショップがある南側の丘がもっとも高く、その足元にももう一軒の小屋がある。
スペクタクル・アイランドでは段階的な入植を試みてみる。まず島の中央、東側に畑を作り、畑を囲む形で小屋を並べて入植者を引き入れる。 ここでの入植者の仕事は農作業と廃品回収のみ。人口は10人未満。
最初の入植地がいっぱいになったら、次に南側の開発を始める。ワークショップがある丘の上にトウモロコシの畑を作り、丘のふもとにもともとあった小屋を増築して住居に改造する。ここでも入植者の仕事は農作業と廃品回収のみ。
島全体の人口が15人を超えたあたりで島の南端にトレーダーの店とキャラバンの交易所を追加する。画像には入っていないが、店の右手には床屋がある。
人口が20人に達した時点で島の北端、西側にある廃屋を改築して店をさらに追加する。画像は船着き場から見上げたところ。
 廃屋のテラスを拡張して商店を並べている。
 廃屋の内部にあるバー。飲食店はこの一軒だけ。
 廃屋の南側にある作業小屋(画像左側)を増築して(画像右側)病院も作る。最終的な人口は30人。
最初の入植地のすぐ北側の丘にはバラモンの牧場を作る。後方に見えるのはガードタワー兼住居兼スカベンジングステーション。
スカベンジャーが出勤する様子。
島の北東、座礁したコンテナ船の傍らにはシグナルインターセプターの残骸がある。この装置を使ってインスティテュートに侵入した。
島の北端から、ボストン市街地の眺め。



2019年10月22日火曜日

Fallout 4: Warwick Homestead

ジャマイカ・プレインを南下してガンナーが拠点にしているクインシーを抜けて東に折れ、レイダーが拠点にしているポセイドン・エネルギーの前を通り抜け、南にFMSノーザンスターなる貨物船の残骸(ノルウェー語を話すグール化したレイダーがいる)を眺めて荒れた道を進んでいくと連邦本土の南東の端に位置するワーウィック農園がある。戦前に下水処理施設があった場所で、だから土壌が肥えている、とロジャー・ワーウィックは主張する。
正面から見た画像。三方を海に囲まれているので襲撃があるのは正面の一か所のみ、ということで防衛の火力も正面に集中している。
ワーウィックの一家は下水処理場の付属施設を家にしている。二階部分は増築したもの。
二階の内部。雑貨商が店を開いている。
餌を食むバラモンを眺めるスカベンジャー。畑の向こうに見えるのは募集でやってきた入植者が住む新しいバラック。一階部分はもとからあったもの。
ワーウィックの一家。右端がロジャー・ワーウィック。その隣が長女のジェイニー、中央にいるのが長男のウォリー、左端で背を向けているのがロジャーの妻ジューン。ほかに雇い人でセドリック・ホプトンとビル・サットンがいるが、展開によってはビル・サットンは登場しないことがある。
入植者のバラック全景。
例によってバーがある。

2019年10月18日金曜日

Fallout 4: Vault 88

DLC『Vault-tec Workshop』を入れるとクインシー採石場の地下にVault 88の入り口が出現する。2077年の核戦争勃発時には建設中だったVaultで、できあがっているのはエントランスとリアクターのみ。Vaultがあるべき場所には広大な洞窟が広がっていて、そこでたった一人、グールとなってトレーラーハウスで二百年も生き延びている監督官バレリー・バーストウの依頼を受けてワークショップを再起動するとVault-tec社のばかげた社会実験につきあわされることになる。
クインシー採石場に開いた侵入口からVault 88の入り口を見たところ。クインシー採石場を根城にしているレイダーが発見してVaultの扉をこじ開けようとしたために救難信号が発信されて関連クエストが始まるという流れになっている。
 Vault 88の扉からエントランスを見たところ。すでにマシンガン・タレットが配置されている。
初期段階では洞窟の中に各種重機、建設資材が放置された状態になっているが、例によってそうしたものは美術の一部であると解釈して解体しない。とりわけクインシー方面の裏口につながる瓦礫のたぐいは解体しない。裏口を開けると正面口に加えてそちらからもレイダー、ガンナー、スーパーミュータントが侵入するようになり、洞窟で道に迷うのか、途中でやる気を失うのか、ステータスは久しく襲撃状態になっているのに当の襲撃者がいっこうに到着しない、という問題が発生するからである。問題、と言えばもう一つ、クラフトエリア自体は広大だが、募集無線ビーコンに引き寄せられて到着した入植者はエントランス付近からほぼ動かない。ということで、エントランスの先にある最初の洞窟だけをクラフトに使う。
エントランス通路から見たVault 88のアトリウム。
DLC『Vault-tec Workshop』ではVault用建築アイテム一式が提供されているが、照明が全体に暗めで天井に蛍光灯を並べてみても光がほとんど広がらない。ワークショップにもともとある裸電球ならば周囲を煌々と照らしてくれるが、裸電球は裸電球でしかないのでVaultの様式と噛み合わない。裸電球を使うのであれば、それらしくあばら家を並べたほうがいい。最終的には折衷案として「ほぼ停電している」という脳内設定を採用し、内部の暗さと様式的な不整合の言い訳にした。そうするとアトリウムの内部に木製のやぐらを作ってミサイル・タレットを配置しても、すでに言い訳済みということになる。
アトリウムに入ってすぐ右手の部屋。監督官バレリー・バーストウの実験機材と実験台に使われたクレム。やたらと暗いのは光源の問題ではなくて、眼科用の検査機器が混じっているため。
アトリウム正面階段の下にある食堂。グールのおばあさんに面倒をみてもらっている。右手、グリルの上に並んでいるのは巨大ゴキブリの開き。
食堂の背後にあるドアを入るとトレーダーの店がある。
 水耕施設の表示の先にあるのは水耕施設ではなくて畑。
入植者、というかVault居住者の居室。ほぼ停電しているということにしてあるので、明かりはもっぱらオイルランプによっている。
監督官の部屋。バレリー・バーストウが監督官のデスクに向かってなにやら仕事のようなことを続けている。左の窓から見えているのはアトリウム。
Vault 88のスカベンジャー。原則として入植者はVault 88のジャンプスーツを着け、スカベンジャーはさらにセキュリティヘルメットとセキュリティアーマーを着けている。
例外は一人だけ。Vault 88に最初にやってきた連邦住民。スカベンジャーをしてもらっているが、彼女だけはサマーショーツを身に着けている。
一つだけあるVaultから洞窟への出入り口。
出入口の先、洞窟内のバー。右手の色付きの光はクリスマスツリー。
洞窟の奥へ続くスカベンジャーの通路。
隣接する洞窟の奥にあるVault 88の水源。最初はマイアラークの巣になっている。とにかく水が豊富にあるということで水源の周囲に小屋を並べてみたところ、スカベンジャー以外はここまで来てくれないので放棄した。
ちなみに下はVault 88完成前の状態。入植者はエントランス付近で雑魚寝している。