2013年4月27日土曜日

ジョナ・ヘックス

ジョナ・ヘックス
Jonah Hex
2010年 アメリカ 81分
監督:ジミー・ヘイワード

南北戦争中、南軍のクエンティン・ターンブル将軍は病院への攻撃を命令し、その命令を拒否したジョナ・ヘックスは軍から離れて自宅に戻り、怒ったターンブル将軍に捕えられて家族を殺されて顔に焼き印を押され、あやうく死にかけたところをアメリカ先住民の呪術によって救われて、以来、死者と言葉を交わす能力を備え、賞金稼ぎなどをして糊口をしのいでいると、死んだはずのターンブル将軍がまだ生きていて、軍から最新兵器を奪って軍勢を集め、モダンな無差別テロをしかけようとしていることが判明するのでジョナ・ヘックスはグラント大統領の特命によってターンブル将軍を追うことになる。
ジョナ・ヘックスがジョシュ・ブローリン、ターンブル将軍がジョン・マルコヴィッチ、ヒロイン役がミーガン・フォックス。グラフィック・ノベルの実写映画化、ということでいかにもな絵作りながらおおむねにおいて画面はまとまっているが、構成が大雑把なせいなのか、面白さにつながらない。装甲艦(スクリュー推進)、艦載用の巨大ガトリング砲やその自動装填装置なども登場するが、これもただ出てくるだけでどれもいまひとつ面白くない。たぶん見せ方がうまくない。ちなみにジョナ・ヘックスは自分の馬の両側に一門ずつ、あわせて二門のガトリング砲を積んでいるが、その重量を抱えて馬がふつうに走るというのはずるであろう(火力でやたらと勝っていたり、挨拶している敵に向かって斧を投げたり、死にかけるとどこからともなくインディアン・パートナーが現われて復活させたりとジョナ・ヘックスはとにかくずるが多い)。 





Tetsuya Sato