2013年4月5日金曜日

アンダーワールド 覚醒

アンダーワールド 覚醒
Underworld: Awakening
2012年 アメリカ 88分
監督:モンス・モーリンド、ビョルン・スタイン

ヴァンパイアとライカンの存在はついに人類の知るところとなり、人類はヴァンパイアとライカンを地上から抹殺しようとたくらみ、セリーンはマイケルとともに逃走を試みるが軍隊に囲まれて爆発に巻き込まれ、気がついてみると研究施設で冷凍されていて、マイケルを探して施設から脱出して冷凍されているあいだに12年が経過していることを知り、共有している視界をマイケルのものだと信じて追っていくと見知らぬ少女がそこにいて、ライカンが襲いかかってきたところをヴァンパイアの青年に助けられ、少女とともにヴァンパイアの一族の隠れ家を訪れ、少女が自分の娘であってマイケルと同様に混血であることが判明し、そこへライカンが多数で襲いかかって抵抗するヴァンパイアを殺戮して少女を奪い去るのでセリーヌは娘を救うために研究施設に殴り込む。ヴァンパイアが人類を恐れて地下にもぐっているあいだにライカンは製薬会社を隠れ蓑にして繁栄し、銀に対する免疫をつけ、さらには巨大化までしていたのである。
冒頭の人類による殲滅作戦ぶりがなかなかにすごい。プロットはご都合主義と言うにしてもやや破綻気味だが、アクションシーンはおおむねにおいて迫力があり、演出がうまいのか、ケイト・ベッキンセイルのアクションもバランスが取れていて、もたついたところがあまり見えない。悪役がスティーブン・レイというのはちょっとうれしい。




Tetsuya Sato