2012年1月29日日曜日

戦慄!プルトニウム人間

戦慄!プルトニウム人間(1957)
The Amazing Colossal Man
監督:バート・I・ゴードン


プルトニウム爆弾の実験で放射線を浴びた陸軍軍人マニング中佐が巨大化する。そして巨大化すると血のめぐりが悪くなるのか、意思疎通がむずかしくなって、婚約者が一生懸命説得しても耳を貸さずに腰巻一枚の姿で暴れ始める。そこで軍隊は鎮静剤か何かを巨大な注射器で打ち込もうとするのだけど(でっかい注射器をみんなで抱えて巨人の足元に突撃していた)、これは失敗して、足を滑らせた巨人はダムへ落ちて絶命する。たぶん注射器がいちばん金のかかった大道具だったのではないだろうか。バート・I・ゴードンによる例のごとき巨大化ものの一本だが、子供心にはけっこう怖かったのである。
で、ダムに落ちて死んだ筈の巨人が顔に傷痕をこしらえて蘇ってくる続編もあるけれど、残念ながらわたしはまだ見たことがない。




Tetsuya Sato