2015年10月15日木曜日

タイム・ハンターズ 19世紀の海賊と謎の古文書

タイム・ハンターズ 19世紀の海賊と謎の古文書
Fort Ross
2013年 ロシア 100分
監督:ユーリー・モロズ

モスクワのテレビ局でニュース番組の記者をしているドミトゥリは露米会社の取材を命じられてカメラマンのフィムカとともにサンフランシスコを訪れ、そこでロシア系アメリカ人で音響担当のマルゴと合流してフォート・ロスを取材するが、ドミトゥリの携帯にはモスクワ時間矯正会社が勝手にインストールしたアプリが仕込まれていて、たまたまそれを操作するといきなり19世紀初頭のフォート・ロスに放り込まれ、驚いて現代に戻ってくると衣装を整え、フィムカ、マルゴ及びスクーター一台とともに再び19世紀初頭の西海岸へ飛び込むものの、そこで出会った海賊にマルゴと携帯を奪われるので、ロシア人が暴れているというスペイン人総督の苦情に応じて出動した露米会社所属の海軍兵士たちと協力して海賊と戦う。 
露米会社という素材自体はきわめて珍しいし、19世紀初頭のロシア海軍の制服その他の装備なども珍しいが、タイムトラベルの部分はあきらかに余計であろう。視覚的にはいちおうの努力が見えるものの、だらだらとしていて締りがない。 


Tetsuya Sato