2013年1月1日火曜日

2012年の映画 ベスト10

  1. スカイフォール
  2. ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
  3. マダガスカル3
  4. バーク アンド ヘア
  5. アタック・ザ・ブロック
  6. アベンジャーズ
  7. バトルシップ
  8. シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム
  9. アルゴ
  10. 戦火の馬
『スカイフォール』と『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』はその水準の高さによって自然と1位、2位におさまった。
『マダガスカル3』は3Dアニメーションによる表現をとことんまで追い求めた作品であり、わたしはその成果を絶賛してやまないし、機会があればいつでもモートやモーリスの真似をするであろう。
『バーク アンド ヘア』はひさびさのジョン・ランディスということで多少のひいきが働いているかもしれないが、きわめてバランスのよいウェルメイドの作品であることは間違いない。
『アタック・ザ・ブロック』もまた素材を徹底的に消化した作品であり、ダイアログ、画面設計、キャラクター造形の見事さにおいて抜きん出ている。
『アベンジャーズ』と『バトルシップ』はどちらも素朴に好きだと言える作品で、この二本を見ることができたことをとても幸運だと考えている。そういう意味で次点につくのが『シャドウ ゲーム』で、これはガイ・リッチーのタッチがいつわりのないところで全開になっているのがうれしかった。
『アルゴ』はきわめてよくできた作品であり、真摯な評価に値すると信じているが、残念ながらあまりにも優等生的過ぎて、つまり瑕疵がないというところがたぶん瑕疵になっている。
『戦火の馬』についてはもう少し上にあってもいいような気がしたが、スピルバーグによる第一次大戦の処理としてはおそらく穏当に過ぎるという点で10位に置いた。
10位圏内には入らなかったものの、『トロール・ハンター』『アイアン・クラッド』『ザ・マペッツ』も2012年の収穫に数えることができる思う(あと、もしかしたら『アイアン・スカイ』も)。