2014年1月21日火曜日

26世紀青年

26世紀青年
Idiocracy
2006年 アメリカ 84分
監督:ピーター・シーガル

人体の冷凍が可能になれば優秀な兵士を冷凍しておいて必要なときにいつでも解凍して使えると考えた陸軍は万事において平均的で事故があっても騒ぐ家族のいない兵士ジョー・バウアーズに目をつけて極秘プロジェクトに投入し、陸軍の誰も来ない図書館で一日テレビを見て過ごしていたジョー・バウアーズは司法取引で任務に志願した売春婦リタとともに冷凍されるが、間もなく担当将校が売春に関与した疑いで逮捕され、基地も閉鎖され、実験用の棺桶はゴミの山に放り出されて500年が経過し、そのあいだに人類はどんどんバカになり、ゴミの山の崩落によって目覚めたジョー・バウアーズはおバカの国に放り出され、なんだかわからない裁判で有罪を宣告され、刑務所の知能テストで最高点を出したことでいきなり内務省長官に抜擢され、枯れた畑に水をやって作物を救い(それまではゲータレードが与えられていた)、アメリカを救って大統領に選出される。それなりに笑えるし、美術がなかなかに面白い。 

Tetsuya Sato