2012年9月23日日曜日

アウトランダー

アウトランダー
Outlander
2008年 アメリカ/ドイツ 115分
監督:ハワード・マケイン

八世紀のノルウェイに異星人の宇宙船が墜落し、生き残った異星人は地元の ヴァイキング グの捕虜となり、それと同時に異星人の宇宙船に紛れ込んでいた怪物が活動を始めて村人の虐殺を始めるので、捕虜となった異星人はバイキングの王の前で勇気を示して自由を勝ち取り、怪物を倒すために戦って ヴァイキング の一員となる。
落ちてくる異星人がジム・カヴィーゼル、 ヴァイキング の王ロスガーがジョン・ハート、ロスガーと対立する王ガナーがロン・パールマン。ジョン・ハートが ヴァイキング の王というのが意外と言えば意外だが、これがなんだか妙に様になっていた。
監督は『アンダーワールド:ビギンズ』の脚本家ハワード・マケインで、状況を設定して雰囲気を与えるところまではかなり頑張っているが、後半へ進むにつれて首をかしげることが多くなる。素材に対する愛着は見えるが、なにか雑念に邪魔されているような気がするのである。15分余計であろう。登場する怪物は発光体付きのクァールという感じだが、イドではなくて人間のからだをむさぼり食う。精密に再現された ヴァイキング の村のセットは見ごたえがあった。





Tetsuya Sato