2013年6月5日水曜日

SPACE BATTLESHIP ヤマト

SPACE BATTLESHIP ヤマト
2010年 日本 138分
監督:山崎貴

ガミラスの攻撃によって地球は放射能に汚染され、人類はイスカンダルから届けられたメッセージを頼りに宇宙戦艦ヤマトを送り出し、ガミラスと戦いながら大マゼラン星雲に達してイスカンダルと接触し、放射能除去装置相当のものを手に入れる。
いわゆる『宇宙戦艦ヤマト』の実写映画化。山崎努にやる気が見えず、木村拓哉がときどき思い出したように古代進のようなものになる。場面の多くは間が悪く、絵作りに工夫も手間も感じられない。VFXはほとんどアニメの乗りでヤマトも戦闘シーンも重量感を欠いている。話のほうも悪い頭でへたくそに手を入れたせいでなにやらわけのわからないしろものになり、デスラーもイスカンダルのスターシャも登場しないが、少なくともこの仕上がりを見る限りでは、たとえば竹中直人の顔を青く塗ってはいけないという理由がみつからない(ミルヒーだってやったことだし)。 



Tetsuya Sato