2013年6月8日土曜日

電人ザボーガー

電人ザボーガー
2010年 日本 114分
監督・脚本:井口昇

(第1部:たたかえ!電人ザボーガー!)
悪ノ宮博士率いるシグマは大門博士から奪ったダイモニウムを使って破壊ロボットを作るために権力者の細胞を奪おうとたくらんで国会議員に襲いかかるが、大門博士の息子大門豊と大門博士が作り出したロボット、ザボーガーに野望をはばまれ、大門豊に命を救われた若杉議員は大門豊に激しくからみ、正義の揺らぎを感じた大門豊はシグマのミス・ボーグと恋に落ち、ミス・ボーグは大門豊の子をはらむがザボーガーの攻撃を受けて爆発する。 
(第2部:耐えろ大門! 人生の海に!)
第1部から25年後、ザボーガーを失った大門豊は首相となった若杉議員に運転手としてつかえていたがクビになり、路頭に迷っているところへシグマの秋月玄が現われてさらおうとするのであらがっていると、そこへシグマから逃れたAKIKOが現われて大門豊を救い出し、自分は大門豊の娘であると名乗り、そこへ秋月玄が現われてザボーガーに大門豊を襲わせるので、AKIKOはザボーガーを倒し、悪ノ宮博士はAKIKOを取り戻して巨大ロボットに改造して東京を襲わせ、大門豊はザボーガーを修理して立ち向かう。 
オリジナルのテレビシリーズはほとんど見ていないが、表層に見える井口昇のテイストを取り除けばそのまんま、ということになるのではあるまいか。素材に対する愛着は感じたが、劇場映画としてのスケールはない、というか、そのあたりを井口昇のテイストで埋めている、ということになるのであろう。あまり品がよろしくない。



Tetsuya Sato