2015年2月4日水曜日

Plan-B/ 批評

S2-E33
批評
 この作品は評価できない。実を言えば作品とすら言えない。この作家はわたしの思考に接続しようという努力をまったくしていない。わたしがこれまでの論考で一貫しておこなってきた主張がまったく入れられていない。これは作品ではない。ばかげた寝言以外のなにかではない。作家は事実を認める必要がある。作家には思考能力がないので、批評家が作家の思考を代行する。それが批評にほかならない。批評家の使命は作家に対して批評家の優越性を示すことにある。作家に対する批評家の優越性とは批評家の信念であり、宗教である。

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