Anchorman 2: The Legend Continues
2013年 アメリカ 119分
監督:アダム・マッケイ
前作の結末を受けてロン・バーガンディとヴェロニカ・コーニングストーンはニューヨークのネットワークでキャスターになり、結婚して子供までこしらえていたが、ネットワークの重鎮マーク・タネンの人事でヴェロニカ・コーニングストーンが昇進する一方、ロン・バーガンディは最低のニュースキャスターだという理由で解雇され、半年後、サンディエゴに戻って職を転々として絶望のどん底にあったロン・バーガンディに開設されたばかりのニュース専門局GNNから声がかかり、再びニュースキャスターに返り咲いたロン・バーガンディはニューヨークに戻ってGNNの深夜枠を担当し、ゴールデンタイムを担当するジャック・ライムと対立して視聴率勝負をすることになり、愛国的な話を垂れ流して視聴者の関心を獲得するとゴールデンタイムに進出して数々の奇行で視聴率を稼ぎ取り、一躍時代の寵児となるものの、増長した揚句に転んで視力を失い、またしても絶望のどん底に落ちたところでヴェロニカ・コーニングストーンが救いの手を差し伸べる。
ウィル・フェレルをはじめ主要キャストはそのままで、ただ全体に獣性が強化されて、ばかばかしさもパワーアップしている。一作目に比べるとダイアログもいくらか凝ったものになっていて、特にスティーブ・カレルが面白い。ロン・バーガンディにいきなりクビを言い渡すのがハリソン・フォードだったり、一作目ではローカル局でやっていた「戦争」がネットワーク版でも登場して各種火器、空爆、未来兵器に超能力までが恥ずかしげもなく投入され、BBCの筆頭がサッシャ・バロン・コーエンだったり、カナダのテレビ局がジム・キャリーだったり、歴史チャンネルのキャスターでミノタウロスを引き連れて参戦するのがリーアム・ニーソンだったり、MTVのチームにウィル・スミスがいたり、キルステン・ダンストやジョン・C・ライリー、ティナ・フェイも顔を出していたり、という具合でゲストがとても豪華だったりする。
Tetsuya Sato