Asterix & Obelix : Au service de sa Majeste
2012年 フランス/スペイン/イタリア/ハンガリー 111分
監督:ローラン・ティラール
カエサル率いるローマ軍がブリテン島への侵攻を開始し、ブリテン島の女王とその軍勢は多勢に無勢の状態でホビット庄みたいな村で籠城に追い込まれるが、女王は怪力を与える魔法の秘薬を求めて忠臣ジョリトリックスをガリアへ送り、ガリアにたどり着いたジョリトリックスは樽いっぱいの秘薬を手に入れ、樽を運ぶためにオベリックスとアステリックスも同行する。
ローマ軍がいかにもローマ軍であるのに対して(元老院の会計監査が入ったりするが)、一方のブリテン島というのがきわめて忌まわしい形で19世紀だったり20世紀だったりしていて、ロンドンではちゃんと二階建てのバスが走っていて、パンクな連中がいたりする。ちなみにブリテン島の女王はカトリーヌ・ドヌーヴ。例によってかなりゆるめではあるものの、ジェラール・ドパルデューのオベリックスそっくりぶりは楽しいし、それなりに手間もお金もかかっているし、ということで、口を開けて見ている分には悪いことは何もない。
Tetsuya Sato