2015年7月3日金曜日

ラスト・デイズ・オン・マーズ

ラスト・デイズ・オン・マーズ
The Last Days on Mars
2013年 イギリス/アイルランド 99分
監督:ルアリー・ロビンソン

6か月にわたる火星探査のミッションが残り19時間ほどになったところで探検隊の隊員の一人が鉱物サンプルの中にバクテリアを発見、サンプルを確認するために採掘場へ出かけていったところ、突如として地面が割れて地中に落下する事故が起こり、隊長以下が死体を回収する準備を進めていると現場の見張りに残した一人が連絡を絶ち、割れ目に降りてみても死体が見つからない上に、さらに探すと徒歩で基地まで戻った痕跡が発見される。 
探検隊のシステム主任がリーヴ・シュレイバー、隊長がイライアス・コティーズ、ほかに『サボタージュ』でアトランタ市警の刑事をしていたオリヴィア・ウィリアムズ。 火星探検基地やローバーなどのセットがよく出来ていて、小道具なども含めて雰囲気はあるが、すぐに停電する、無線が途絶える、連絡が悪いといったところでサスペンスを盛り上げる手法は好みではない。SF系ゾンビ映画としては破格の予算が組まれているし、相手がバクテリアだということで抗生物質で戦うあたりは笑えたし、とりあえず水準はクリアしていると思う。 


Tetsuya Sato