John Dies at the End
2012年 アメリカ 99分
監督:ドン・コスカレリ
なぜか醤油と呼ばれている黒い液体を摂取すると見えないものが見えるようになり、そういうものをたまたまからだに入れてしまったデヴィッド・ウォンはすでに同じ状態にあるジョンの事件に巻き込まれて怪しい刑事の手から逃れ、怪しい高校生にかどわかされ、怪しい博士から真相とおぼしきものを教えられて、異次元にあるもうひとつの世界がこちらへ押しかけてこようとしているのでなんとしても阻止しなければならないというような話になり、怪しい博士から爆弾を受け取ったデヴィッドとジョンは異次元へ出かけていって、その世界で恐怖政治をおこなっている巨大な生体コンピューターと戦うことになる。 デヴィッド・ウォンの話を聞きにやってくるジャーナリストがポール・ジアマッティ。出演者の演技は安定しているし、シチュエーションやアイデアなどにけっこう気の利いたところがあるものの、プロットは寝ぼけているようにしか思えないし、全体としてドン・コスカレリの演出は抑揚に乏しく、面白みに乏しい仕上がりになっている。
Tetsuya Sato