Horrible Bosses 2
2014年 アメリカ 108分
監督:ショーン・アンダース
モンスター上司を片付けたニックとカートとデイルの三人組は自分たちが自分の上司になることに決めて起業、新たなシャワーヘッドを開発に成功すると、そこへ通販会社を経営するバート・ハンソンから声がかかり、融資先を紹介してくれた上に10万個の発注をしてくれるので、さっそく工場を立ち上げて10万個の出荷準備を整えると、バート・ハンソンは注文をキャンセルし、倒産した会社を特許ごと競売で落としてあとは中国で生産すると宣言、すべてを奪われた三人組はバート・ハンソンに復讐するために息子のレックス・ハンソンを誘拐して身代金をせしめようとたくらむが、レックス・ハンソンにすぐに見破られてレックス・ハンソン自身が自分で自分を誘拐して父親から身代金をせしめる狂言誘拐に巻き込まれる。
『モンスター上司』の続編。前作に引き続き三人組がジェイソン・ベイトマン、ジェイソン・サダイキス、チャーリー・デイ。ほぼ同レベルのアホウのレックス・ハンソンがクリス・パイン、そのいかがわしい父親がクリストフ・ヴァルツ。ケヴィン・スペイシーが再登場して三人組に罵倒を浴びせ、ジェニファー・アニストンは相変わらずのセックス狂で、ジェイミー・フォックスも引き続きなんだかよくわからないけれど、やっている本人はとても楽しそう。クリス・パインはいままでに見たなかでいちばん魅力的かもしれない。一作目と同様、密度が高くて構成に無駄がなく、しかもパワーアップしているような気配すらあるが、このあほらしさにはかなり疲れる。
Tetsuya Sato