2015年8月28日金曜日

スティールワールド

スティールワールド
Robot Overlords
2014年 イギリス 90分
監督:ジョン・ライト

宇宙から現われたロボット軍団によって地球は占領され、それから3年、人類は首にセンサーを埋め込まれて外出を禁止され、ロボット軍団のほうでは危害を加えるつもりはない、人類に関する調査が終わったらきれいに引き上げると約束し、ロボットは嘘をつかない、と繰り返しているが、外出禁止を破った者は殺されているし、腕に腕章をつけた人類の裏切り者が好き放題にしているのを見る限りではとてもそうとは思えない、ということで、英国空軍にいた父親を探すショーン・フリンはふとしたことから埋め込みセンサーを無効にする方法を発見して仲間と一緒に家を脱出、父親が生存しているという手がかりを見つけると手がかりに向かって町を移動し、一方、ショーンの母親ケイトに懸想する裏切り者スマイスはケイトを人質に取り、母親を助けるために裏切り者の拠点に向かったショーンは自分がロボットへアクセスできることに気づいてロボットを使ってスマイスとその一味を降伏させ、母親を取り戻すと父親を探して森を抜け、ショーンの危険性に気づいたロボット軍団はロボット部隊と母船でショーンを追う。 
監督・脚本はアルコールを嫌うエイリアンと泥酔状態で戦う『グラバーズ』のジョン・ライト。『トライポッド』系の正統派イギリスSFという感じで『グラバーズ』ほどの破天荒さはないし、解決が少々安易だという難点もあるが、こじんまりとよくまとまっている。人類の裏切り者スマイスがベン・キングズレー、スマイスが懸想するケイトがジリアン・アンダーソン。複座のスピットファイアという珍しい機体が登場する。 


Tetsuya Sato