Death Race
1973年 アメリカ 73分 TV
監督:デヴィッド・ローウェル・リッチ
エルアラメインの戦いのあと、アメリカ陸軍航空隊のカルペッパー中尉は給油のためにイギリス軍の基地に立ち寄るが、カルペッパー中尉のカーチスP-40に爆弾架がついていることに目をつけたイギリス軍は中尉の飛行機にいきなり爆弾を積み込んで地雷原の空爆を依頼し、気の進まないカルペッパー中尉に監視役としてイギリス空軍に所属するアメリカ人マクミランをつけるので、カルペッパー中尉とマクミランは砂漠へ飛び立ち、一方、ドイツ軍第六師団のハンス・ピムラー将軍はひとりで砂漠をさまよっているところを自分の師団に属する戦車に拾われ、戦車に乗って進んでいって友軍の隊列と遭遇するが、ドイツ軍のその車列に向かってマクミランが攻撃をしかけて車列は全滅、戦車では将軍自らが機銃を操作してマクミランの乗機を撃墜し、カルペッパー中尉は負傷したマクミランを救うために着陸するが、離陸しようとしているところで戦車砲の砲撃を受けて主翼を損傷、飛び立つことができなくなり、しかもラジエターからは冷却液が漏れ始める、ということで地上を這いずって戦車から逃れ、戦車の上の将軍は地上を這いずるカルペッパー中尉のカーチスP-40を目の敵にして部下を叱咤激励しながら突進を始める。
カルペッパー中尉がダグ・マクルーア、マクミランがロイ・シネス、将軍がロイド・ブリッジス、戦車の下士官がエリック・ブレーデン。小さなスケールに状況とアイデアを盛り込んで、ユニークな作品に仕上がっている。
Tetsuya Sato