White House Down
2013年 アメリカ 131分
監督:ローランド・エメリッヒ
議会警官で下院議長の警護をしているジョン・ケイルは娘の尊敬を勝ち得るために娘を連れてホワイトハウスを訪れてシークレット・サービスの面接を受けるが学歴その他の問題から失敗し、せっかく来たのだからということでホワイトハウスのツアーに参加しているといきなり国会議事堂で爆発が起こり、ホワイトハウスでは大統領警護官が襲撃にあって武器を奪われ、ホワイトハウスはどこからともなく出現した武装勢力によって占拠され、混乱のなかで娘を救うために走り出したジョン・ケイルはたまたま大統領を危機から救い出し、以降大統領と協力しながらホワイトハウスのなかで敵と戦う。
ジョン・ケイルがチャニング・テイタム、大統領がジェイミー・フォックス、愛国者がジェームズ・ウッズ。
チャニング・テイタムがいい感じで、野性味がある割にはかわいらしい、というところが一昔前のブレンダン・フレイザーを思わせる。ジェイミー・フォックスの大統領はほどよくオバマのパロディになっていて、そこにいかにもエメリッヒ的な演出が加わると大統領がホワイトハウスの庭で大統領専用車から身を乗り出してRPGを発射するというあられもないシーンにまとまることになり、このあたりのいじり方がなかなかに楽しめる。アクション映画としての水準は確実にクリアしているし、とにかく笑いどころが多いのは悪くない。