Plan-B/ 愛

S7-E26

愛

　昔むかし、海と空の向こうの国で輝くように美しい娘が継母と一緒に暮らしていた。父親は継母に毒を盛られて殺された。継母は娘が継ぐべき財産を奪って、娘を女中のようにこき使って、まるで女王のように振る舞っていた。森の妖精たちは美しい娘を哀れに思って不思議な力を娘に与えた。娘が笑うと食卓がご馳走でいっぱいになった。娘が涙を流すと頬を伝う涙が宝石に変わった。娘が髪を梳かすと髪から金貨があふれてこぼれ落ちた。娘は与えられた力に気がついて、真実の愛を求めて旅に出た。最初に出会った男はたらふく食べてから娘を押し倒そうと試みた。娘は妖精たちに頼んで力の一つを消してもらった。二番目に出会った男は宝石を拾い集めてから娘を押し倒そうと試みた。娘は妖精たちに頼んで力の一つを消してもらった。三番目に出会った男は金貨を拾い集めてから娘を押し倒そうと試みた。娘は妖精たちに頼んで力の一つを消してもらった。最後に出会った男は静かに娘の目を見つめた。娘は見つめ返して、そこで真実の愛を見つけた。

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