2015年1月7日水曜日

Plan-B/ 暴走

S2-E13
暴走
 地球から遠く離れた荒涼とした惑星に民間企業が研究所を作り、そこで人工細胞の研究を進めていた。事務畑の出身で成果主義を掲げる所長は現場の科学者たちの反対を押し切って現実を無視したスケジュールを組み、科学者たちに危険極まる実験を強要した。検証されていない素材や検証されていない手順が採用され、そこに不手際と電気的な過負荷が加わって人工細胞が暴走を始めた。褐色の細胞が試験管から飛び出して科学者たちに襲いかかり、科学者たちは凄まじい速さで同化を繰り返して怪物になり、事務畑出身の所長は怪物に食われた。通信を絶った研究所を調べるために指揮系統に問題のある調査チームが派遣された。調査チームは多数の犠牲者を出しながら研究所が通信を絶った理由を発見した。通信装置が経年劣化で故障していた。部品を交換しなければならなかったが、通信装置は管制室のコンソールに埋まっていた。そしてコンソールの上には凶暴な怪物が居座っていた。どうすればいいのか。調査チームは眉をひそめた。

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