レッドロケット・トラックストップから南へ進むと高圧線を囲むようにして作られた妙に大きなあばら家がある。
ポーズを取っているのはここを根城にしているスカベンジャーの一人。
あばら家のあるじはブレイク・アバナシー（下）。家族は妻のコニー、次女のルーシー、クララ・ベルという名前の牛、メイジーという名の猫。しっかり者の妻に比べると、この亭主はどこか考えが浅い。長女のメアリーはレイダーの襲撃で殺害されていて、その墓が母屋の裏手に作られている。メアリーの死はアバナシー家の悲劇ということで連邦中で噂になっている模様。
「母屋」側にはほとんど手を入れない。手前の干からびた畑に続く南側の斜面の下に掘っ立て小屋を並べて入植者を迎えることにする。
いちおう店のようなものもある。右がバー、左がトレーダー。
バーの内部。アメリカ国旗とヌカガールの切り抜き看板が飾ってある。
トレーダーの店の内部。右手に立っているのはブレイク・アバナシーの妻コニー。画面左手奥は床屋。
トレーダーの小屋の屋根の上。スロットマシンが１台だけ置いてある。アバナシー夫妻がスロットマシンに向かっている風景をよく見かける。
トレーダーの小屋の隣のスカベンジャーの小屋。屋根の上でもう一人のスカベンジャーが遠くコンコードの町の方角を見つめている。
住人はアバナシー夫妻と娘のルーシーを含めて10人ほど。
【追記】
以下の画像は「やや大きめの建造物」の時代に同じ場所で作った二十階建て。アバナシー家のもともとの家を囲み込む形で鉄塔の上端近くまで伸びている。
Tetsuya Sato
